空想都市・多奈崎
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特集記事

多奈崎って?そもそも空想地図って?

2015.1.1

空想地図って?

そもそもの話。
空想地図とは、一言で言うと「実在しない都市の様子を描いた地図」です。空想上のまちの地図と言うことです。

地図というものは本来、実際にある場所の様子を描いたものです。つまり、「地図」というのは土地や場所の様子をある程度決まった書式で表された"結果"と言えます。
空想地図では、逆に"描かれた地図"という"結果"があれば、描かれた場所の様子は自ずと想像できるのではないか?という発想のもと、地図からその場所に眠る様々な土地土地のストーリーを紐解いたり、見知らぬ土地で生活するもう一人の自分あるいは知らない人の日常の営みを想像したり、様々な遊び方・使い方ができます。

普段は目的地までの道のりを調べる…ぐらいの、結果を果たすための手段ぐらいにしか使うことのな地図ですが、道案内以外にも様々な情報を地図は教えてくれます。(例えば、人が集まるところには施設や建物などの情報も細かくなり、結果として文字や記号も密集したり…このような感覚的な読み方はとても有効です。)
ぜひ、地図を"読み"、見知らぬ街の風景、空気、人々の生活を感じてみてください…。

「多奈崎市」って?

そして、私(Rano)の作る空想地図の舞台となる街が「多奈崎市」になります。
ひとことで表すと、「少し寒いところにある人口36万人の−そして、もちろん架空の−地方都市」です。

多奈崎は、あらゆる(というと言い過ぎなんですが…)地方都市の平均的な街、を志向していたりいなかったりします。
現実のまち、特に地方都市にありがちな現象…例えば、

・中心市街地とJRの駅が離れている、駅周辺はビジネスホテルやオフィスビルなど出張ビジネスマン向けの施設が多く、中心市街地には古くからある百貨店や商店街。
・その中心市街地は近世の城下町が由来、地名は職業名がそのまま残っていたりする。
・まちの郊外にはバイパスが通り、大型商業施設が林立している。特に大型モールの近くにはモールの客狙いの店(家電量販店やファミレス)ができやすい。郊外の発展に伴い、パイを奪われる形になる中心市街地は空洞化…

など(例をあげればキリがないですが、おおよそ多奈崎に反映しています…これらはだいたいの地方都市に見られる特徴でもあります)を吸い上げ、最大公約数的な街並みを広げることを意識していたりします。すなわち、現実のまちを構成する要素を一般化して再構成する思考実験の舞台、という側面も、多奈崎市にあると言えるかもしれません。

多奈崎市の(設定としての)詳細はコチラ

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