空想都市・多奈崎
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市のアウトライン

多奈崎市は「日出国」の北部にある東日地方に位置する、人口約38万の都市です。大積県の県庁所在地であり、 都市雇用圏人口はおよそ54万を数える拠点都市になっています。

首都からおよそ800kmほど離れており、中央とは違う独自の文化を形成していたりいなかったり、そんな街です。

河口付近の貴重な平野上に栄えた都市が多奈崎市であり、大積県南部の人口は大半がここに集中しています。
また都から北に延びる街道筋にある城下町として昔から大層栄えてきました。
周辺を険しい山と海に囲まれていたこともあり、街道以外からは攻め入りようのない土地ということで防衛にも適していたようですが、 現在では周囲と隔絶された環境ゆえにやや保守的な土地となっているようです。

高度経済成長期には他の地方都市のご多分に漏れず、湾岸には臨海工業地域が、内陸には高速道路も開通。
現在は新幹線の建設が急ピッチで行われています。

都市雇用圏(その市町村の人口に対して、多奈崎市へ通勤する人の割合が10%を超える範囲のこと、多奈崎市自体も含まれます。)の人口はこれまたご多分に漏れず減少傾向にあり、多奈崎市も減少幅は他の自治体より少ないものの、人口減少に転じています。
周辺に隣接する市町村の減少率は更に深刻で、各自治体では様々な人口増加策や町おこしに奮闘しているようです。

エリア解説

「水然院」周辺 … 中心市街地

多奈崎の中心は、水然院・五船橋エリアがそれに該当します。
特に水然院・花月町のエリアは、様々なファッション店や映画館、百貨店などが立ち並ぶ県下最大のショッピングエリアとして君臨してきました。
市街の東には珠屋百貨店多奈崎バスセンター、西には多奈崎フロム(ファッションビル) があり、その間をアーケードが繋ぐ格好になっており、一日中多くの人が買い物を楽しんでいます。

百貨店やファッション店が立ち並ぶ水然院に対して、電車通り(鈴井川通り)を中心とした五船橋は 大積県最大の繁華街として、飲食店や居酒屋が多く建ち並びます。お手軽ランチを楽しめるお店も多く、 昼間はランチを楽しむサラリーマンやOLの姿も目立ちます。 そして、夜はいよいよ繁華街・五船橋の本領発揮。 居酒屋・小料理店・バーなどありとあらゆるお店の明かりで輝く、煌びやかな繁華街に様変わりします。

多奈崎駅前


多奈崎駅のイメージ

一方こちらは、多奈崎市の周囲から乗り入れてくる鉄道路線が集結する交通の要衝・多奈崎駅を中心としたエリア。
たなざき八百八町の「三本松・長塚町」も参照

水然院エリアから2km程度離れているため市街地の賑わいは見られず、他県の県都の駅前と比較するとかなり寂しげ。 「多奈崎駅前には何もない」とも言われてきました。

しかし近年、隣接していた操車場跡地の再開発を皮切りに開発が進められており、現在は高層マンションやオフィスビルが徐々に増えています。
目玉施設は、1991年に開業・2017年に大幅増築した市内最大のファッションビル「多奈崎エアリ」。その規模の大きさは多奈崎の街に郊外からそれなりに人を呼び戻しましたが、中心市街地にとっては脅威になっているようです。
駅前ロータリーのすぐ向かいには商業・行政施設が1つになった「フィールド多奈崎」もあります。

さらに駅から少し離れると閑静な住宅街が広がり、もう少し歩くと多奈崎大の教育学部が。 さらに南に行けば宮岐川の広い河川敷があり、市民の憩いの場として親しまれています。
住環境的にも、多奈崎駅前は非常に人気の高いエリアのようです。

片原茶屋町

水然院から駅とは逆方向に進むと、「片原茶屋街」がある片原町エリアに辿りつきます。

このエリアは多奈崎市の市街地で奇跡的に戦災を免れたエリアで、細く入り組んだ路地や古い家屋が立ち並ぶ 城下町らしい趣のある街並みが広がっています。なかでも「片原茶屋街」には、石畳の道の両側に古い作りのお茶屋が並んでおり、 伝統的建築物保存地区に指定される貴重な街並みになっています。

ここ数年のレトロブームによって沿道には土産屋や和風の喫茶店といった観光目的の店が多く出店するようになり、 現在では多奈崎市街を代表する観光地となりました。西端を流れる綾川沿いの道には柳が植えられ、風流を演出してくれます。

城東台

多奈崎城の裏手、小高い丘になっているこのエリアは、多くの学校や文化施設が集まる文教地区。 緑豊かで静かな環境が広がっています。

なかでもエリアの大部分を占めるのが多奈崎市立城東公園。普段から市民の憩いの場になっているほか、 公園の中央を貫く通りは桜並木が連なり、春になると沢山の花見客で溢れかえります。 またこの城東公園は、毎年8月に行われる「多奈崎花火大会」の会場でもあり、1万発の花火は多奈崎の夏を彩ります。

城東公園を取り囲むように「多奈崎大学」「県立多奈崎高校」「多奈崎芸術大学」「広和高校」の4つの学校が位置。 放課後ともなると若い学生で街が埋め尽くされます。(朝とこの放課後、バスや路面電車は登下校の学生で キャパオーバー。乗るのは至難の業です…。) また、城東公園内には多奈崎芸術大の学生製作のオブジェがいくつか設置されています。 緑を浴びながら、芸術に心を動かされてみるのもいかがですか?